なんとも抽象的なタイトルですが、「水漏れ」も「つまり」も水道設備に関連するトラブルです。人間にとって水道設備は命にかかわる設備ですので、どちらも重要な設備ですが、今回は修理について比較することにします。どんな設備も管理と言いますか、メンテナンスと言いますか、使っているうちに老巧化してくる設備をどのようにして使い続けるかが重要です。設備に故障はつきものですが、一番わかりやすい例がエレベーターです。

エレベーターは高い建物に便利ですが、使えなくなったときの不便さは並大抵のものではありません。定期的にメンテナンスを行うのが義務付けられていることからもわかります。同じことが水道設備にも当てはまります。しかし、水道設備には定期的なメンテナンスの義務はありません。

ですから、ある程度年月が経った水道設備は必ずトラブルを発生させます。そのときの修理がどちらが大変かという問題です。「水漏れ」が起きるとき緊急性が高いことはあまりありません。最初はポタポタ落ちるだけでそれが一ヶ月くらい続くことになります。

その間に自分で直せれば直しますし、無理なときは業者にお願いすることになります。とにかく緊急性がないので「水漏れ」は大変にはなりません。それたに対して「つまり」は大変であり厄介です。なにしろ「つまり」とは使い終わった水を捨てられないことを意味します。

キッチンで洗い物ができず、洗濯もできなくなります。さらに問題なことはトイレが使えなくなることですが、トイレが使えないときの恐怖は少し考えれば想像できます。結論としては「つまり」のほうが大変です。